2013年06月23日

稲妻

ゴミ処分場で、まだ使える物品をリサイクル販売するという催しに行ってきた。

人気のある品は抽選だったりジャンケンだったりするのだけれど、おばさん連中の勢いが悪鬼のごとく凄まじさで、ぐったり疲れた。新品の綿布を何巻かと、竹の長い物差し、屋久杉の箱などの日用品をタダ同然で手に入れたのはいいけれど、あの邪悪な空間は精神衛生上よろしくない。


夕方、落雷のために停電した。強制的に静かな時間がやってくるので、停電は嫌いではない。

雷は稲妻とも言うわけだが、稲の穂に実、つまり種がつく季節が雷の季節とかぶるための、日本の詩的な世界観であろう。我が田んぼにも青い穂が見られるようになってきた。空と大地はつつがなく婚姻を済ませ、稲という子を授かる。

photo.jpg


そんな自然の営みを、大スペクタクルな性行為としてなぞらえるのは、インド世界っぽくもあるな。
 
posted by abesin at 23:59| Comment(0) | 未分類
この記事へのコメント
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
過去ログ