2013年06月21日

土地探し

とりあえず雨風をしのげるアパートは確保できているものの、やはり庭で畑がやりたいものである。朝の味噌汁に庭でとれたネギを散らして、なんて良いじゃないか。

しばらくそんな貸家を探していたが、屋久島にはそもそも他人に貸すために建てられた物件というものがほとんど無い。だから土地を買って自分で家を建てるしかないかな、なんて最近は考えている。

そんな折、地元の不動産屋が出物があると言うので、土地を見に行く。確かに島外向けにインターネットなどで出回る物件よりは安いけれど、どうもピンと来なかった。

都会で家探しをしようと思ったら、駅から何分かとか、その地域の相場はどうとか、そんなスペックが重要である。しかし、ここらではそういうのはあまり意味を成さないようだ。沢との位置関係や、複雑に切れ込む山と谷、季節ごとの風向き。原生林か元は畑か。似たような条件でも土地の相によって随分と雰囲気が変わってしまう。

電気と水道の確保や、建築基準を満たす公道との接していること、なんてのはもちろん重要であるけれど、その土地の磁場にときめきがあるかどうか、なんてファンタジーもまた必要なのである。

そうすると、不動産屋で扱うような造成された土地ですらなく、山を買って自分で木を伐るくらいのつもりがないといかんかな。
 
posted by abesin at 23:59| Comment(0) | 未分類
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