2011年09月29日

ポップミュージックガラパゴス

いま月に一度、FMうらやすのスリランカに関する情報番組の制作をお手伝いしている。

そこでかかる音楽は、スリランカ人のラジオDJにセレクトしてもらったりしているのだが、それを聴くところによると、かの地でも若者が聞いている音楽には欧米のヒップホップやダンスホールからの影響が大きいようだ。

逗子海岸でブラジル国旗を掲げる海の家ピレキーニョでも、ブラジル人はジョビンなど聞いていなかった。若者はもっとガッツのあるサウンドを好む。

こういうダンスミュージックとしての実用性を含んだクラブチューンは、日本では一部のクラバーに支持されるに留まるのだが、スリランカではどうなのかと、スリランカ人DJの彼に聞けば、僕が持ってきた曲はみんな若者なら歌えるくらいに有名な曲ばかりだよ、とのこと。

日本のチャートはいまAKBとジャニーズに占められているが、その差を考えれと、まあ日本ってガラパゴスよね。

最近、ガラパゴスって悪い意味で使われることが多いけど、独自の進化を守ったという点で悪いことばかりではない。

もし日本のチャートに寂しいところがあるとしたら、他人に関わらずに個人の楽しみを消費できるように特化しすぎたよな、ってとこかしら。それは時間的、精神的余裕がないなかで発生したニーズに応えた所以だし、オレも恩恵にあずかっているんだけどね。
posted by abesin at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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