2011年09月28日

真の被災地応援とは

東北産の野菜は買わないようにしている。

新米の季節だが、今年は九州産の米に人気が集まり、東北産は例年の三割ほどに売り上げが落ちているという。

食品の放射性物質の含有を気にする人たちはヒステリックで神経質であるように言われる場合がある。しかし、そういう人たちの中には被災地を応援したいという気持ちを同時に持っている人が少なくないように思う。

しかし被災地への応援と、自分や家族の健康を天秤にかければ、それは人の子というものである。

だが、皆が皆、測定値がゼロであること望んでいるわけではない。

福島第一の原発事故が起きてしまった今、多少の毒を食う覚悟くらいはあるのだ。二桁ベクレルの検出なら、子どものいない30代のオレなら寧ろ買うだろう。子どもや、病気でX線関係の検査を多くする人は避けたいところだが。

ところがそういった表示を今だにしないのは、国が暫定基準をオーバーした場合の補償をしたくないがためではないか。

被災地を応援し、東北産の農作物や漁獲の売り上げを上げたいと真に考えるなら、放射性物質の含有量を数値で表示するのが早道であるのは明白であろう。

補償のことが気がかりで表示しないのだとしたら、被災地の応援を阻んでいるのは誰か。風評被害という責任転嫁は科学的に安全値、危険値を示してから使ってもらいたい。
posted by abesin at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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