ある大御所が若手の作品に対する批評として、問題意識が無い、社会性が無い、と言った。
確かにそうかも、と思う。一般論として見て多くの若手がそうだとも言える。 大御所の作品が年々つまらなくなるのも、そこだったりする。
ところで、若い作者なりの、大御所なりの見方をこちらで用意できれば、どちらも充分に面白いものだ。 作者のバックグランドを切り離して作品を売ることが無茶なんである。
人と成りを知ってる人の作品は知り合い補正がかかって面白く感じるが、それでいいのだ。
身内贔屓を敢えて風袋する必要はないのである。