2011年07月23日

ウチナーとナイチャーの温度差

Iターン組と、地元の温度差は触れれば触れるほど大きいと感じる。

郷に入っては郷に従えを蔑ろにしたくはないが、やっぱり地元の人の話ばかり聞いていると、ちょっとばかし元気がなくなるな。東京人よりも発想が都会に傾いていることが少なくない。

都会育ちが自然に憧れるように、地方の人たちの視線の先に都会の便利さがあるのかもしれない。すべての人に当て嵌まる訳ではないが、田中角栄的な箱モノ主義がいまだに根強いと見てとれる。

便利さとは、経済の観念でいうところの新しい価値を創造することなんだけど、要するにあの手この手でピンハネする方法を編み出した産物だ。目の前に吊るされたニンジンに飛びつけば、馬の如き労役が待っている。

ただ、地元横浜では長い生活の中で無意識に、近い考え方の人間だけと付き合うという、隣人の選別が済んでいるために、思想の違いを意識することが少なくなっているって要因もあるから、一概に断ずることは危険ではあるけれど。

暗闇でおっかなびっくり、手探りで周囲を確かめるような毎日である。


昨日あたりから、どうも尾の間あたりが人間的にも気候的にも、オレらに向いた温度のようだという話になってきてるので、紹介してもらった人に会うためもあって、今一度行ってみた。海から急激にそそり上がりモッチョム岳に至る景観が美しい。

ここでも、紹介してもらった方は親切だった。いきなり伺ったのに、ゆったりと応対してくれる様は、何だろう、余裕を感じさせる。東京からの移住者である先方は、自分のペースでやったらいいですよ、と言った。


夜は叔父の家でご馳走になる。ビールを手土産に持参したけど、テーブルには三岳の一升瓶が鎮座ましました。
posted by abesin at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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