2006年07月24日

雨の音

先週も今週も、ずっと雨が降っている。最近、マニュピレータとしてのお声がかりが多く、せわしなく暮らしているのだけれども、まあ忙しければ忙しいで不満を持つものだ。なによ、私の手だけが目的だったのね、ぐすん!的にディレクション脳を使う用事が少なかったりするのを、一抹の淋しさを覚えたり、覚えなかったり。

今の世、手を器用に動かせる奴などゴマンといて、便利な人間から順に仕事がまわってくる仕組みになっている。1を10にする仕事だ。反面、0を1にする仕事はみんなやりたいと思っているにも関わらず、出来る人間が限られているのも事実だ。私もその一人、やりたくてもなかなか、ね。この「ね」で色々と察して頂きたいのだが、さっきデザイナーのMちゃんともそんな話をしていたのだけれど、ずーずーしさはクオリティに勝つ、てなところもあるし、我が未来に期待である。明日の自分、頑張れ、なんつって。

今週は二郎に三日も行けて大満足だ。腹の肉も大満足している様子が痛々しいが、味付けたまごが体験できたので良しとしよう。止しとせよ、という左脳の叫びが聞こえるようだが、そいつを無視するのは残念ながら、得意だ。

雨という天気は唯一、音の出る天気だ。吹雪きや雷もそうなんだけれど、日本の首都圏ではイレギュラーな部類に入るし、違う意味での興奮を伴ってしまう。ベンチ入りできる天気のなかでは、ということでは、雨だけがぱらぱら、ぽつぽつ、ざあざあ、音がする。ずっと雨は好きではなかったし、雨期と乾期にキッチリ分かれる気候に憧れを持って生きてきたけれど、我らが命の糧とする音に関する限り、雨の天気が一番豊かな空模様であると言える。

久々に濃い酒を飲みながら、振り込んでくる雨を気にせず窓を空けて眺めたりしていたら、そんなことを思ったりしたもんである、今日。

大人でも子どもでも、だれでも時には他人からやさしいひとことをかけて貰いたいものだが、よく耳を澄ましていると雨の音からはそんなひとことを聞くことができる。各自こっそりと試して頂きたいものである。残念ながらそれが聞こえなかった向きはラヴァーズ・ロックでも聞くとよい。ああ、レゲエって凄え音楽だな。と、いいますか、話が飛び過ぎた。酒だけじゃなくてアレやソレがあればもっと話をすっとばすこともできるんだけれど、それはまたの機会に。
posted by abesin at 04:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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