2006年06月01日

建て前と平均値的高揚

アナログ・レコードから二度と同じ音は再生できない。それは常に自己の溝を削って発音しているから故。

移りゆく光は陰りと共にして存在する意義を成し、磨り減りつつある形而上の自己は光と共に後退せしむ。そして土に還ることを欲す。


昨夜はM氏が遊びに来て、お腹一杯飲んで語った。ワールドワイドとアートについて、そして音楽の「間」について。ううむ、下らない。良い意味で。

今日はBar「M」にてTとKのDJにて遊ぶ。平日のイベントは淋しいイメージがあるが、今どき色んな時間で生きている人間が存在するわけで、普段当たらない雰囲気に浸かり、これもまた良し。週末は良くも悪くも、所謂、当たり前な雰囲気が漂っていて、もし漂ってなければ「いけませんね」なムードになるのが気持悪い。平日はそうじゃない魅力があると再確認。

その人が背負っている「納得させなければならない人数」に依ってしまうけれども、もっと楽に表現が存在しても良いと思う。どういうスタンスでも何故かハッとする人間はいたりするわけで、それがアンダーグラウンドなのではないか。言ってるそばから金にならない匂いがぷんぷんするけど、まあそれは仕方ない。

窓の外に、朝っぱらから全力で駆ける女のサンダルの音が聞こえる。
posted by abesin at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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