2012年05月31日

ゴーヤの摘心

ゴーヤの葉が10枚以上になった。プランター栽培としてはちょっと遅いようだけれど、摘心することにした。

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頂上を、ちょこんと摘む。

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ナスは一番花が咲いた。花の下の二節は脇芽を残し、更に下側のは摘む。

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キュウリがアブラムシにとりつかれて元気がない。300倍の竹酢液や牛乳を葉の裏を中心に散布したが、まだしょんぼりしている。
昨日、レモンバームを貰ってきたので、断念した丸オクラの鉢に植えた。早く根付くといいなあ。

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2012年05月30日

おいしいジュース

春に造り一斗缶に詰めて保存してあったタンカンジュースを小分けのパックにするお手伝い。これは尾の間のNPO法人がやっている活動の一環。障害者の働く場を創造し、やむなく種子島や鹿児島へ渡って生活している彼らが地元で永く生活できるように支援しようという。

缶を開けてジュースを大鍋に入れると、タンカンの甘い香りが作業場に広がる。

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余りを貰って帰り、氷を入れて飲んだ。砂糖を足していない100%ジュースなのに、充分な甘さ。無農薬栽培で、果実を絞るところからパック詰めまですべて手作りと、現代に於いては最も贅沢な仕様である。だからといってはナンであるが、お値段もなかなかのもの。しかし、パックのジュースが100円やそこらで買える方がおかしいのだ。

自分も造るのに携わってみたから分かるのだが、いくら機械化して企業努力だと言っても、そんな値段で「まともな」ジュースを造れるはずがない。
 
 
 
午前中で作業は終わり。午後はベランダの食べ物が成る植物たちのお世話をしたついでに、林から竹を貰ってきて香立てを作ってみた。鉈を握ったのなんて子どものころ以来である。

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2012年05月29日

時計草の花

久々の休み。休みが久しぶりなんて、久しぶり。溜まっている家の用事を片っ端からやっつけようと考えていたのだけれど、昼まで寝てしまった。

先日、宮之浦の畑へ行ったら、時計草(パッションフルーツ)の花が咲いていた。実はさんざん拾う手伝いをしたけれど、花の時期に屋久島に居るのはこれが初めてだ。
 
 
 
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ヒンドゥー教では破壊と創造の神、シヴァの花。くねくねがマドラス名物の工芸品、ダンシングシヴァ像を想わせる。キリスト教では受難の花だそうだ。
 
 
 
 
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実をもぐとかちぎるのではなく拾うと云うのは、時計草の実は色づいて落下したものを拾って収穫するのだ。

ちなみに、ちぎるというのはこの辺りの言い方で、タンカンやポンカンなどのみかん類は枝からちぎるとか、みかんちぎりのバイト、なんて使い方をする。
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2012年05月28日

屋久島飯

近所の家で納屋を改装するからといって、いらなくなったコタツやらを貰ってきた。ここらじゃコタツというのは貰うものらしい。島に来て友達になった同世代はみな、コタツは貰って使っている。

午後からまた大工さんの手伝いのバイト。打ち合わせしているのを耳にしたのだけれど、どうも空港の近辺は航空法とやらで建築に高さ制限があるらしい。しかもクレーンがその高さをオーバーする場合は許可を取らなければならないという。空港が近所にあるからというって何の恩恵もないのに、近所住みは気の毒なことである。なんとなく聞いたってだけなのでリアルに建築する向きはちゃんと確認してね。
 
 
 
今晩の夕飯は特に島らしいラインナップであった。調味料と油のほかは、みんな屋久島産。
 

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ヘキ(オヤビッチャ)の唐揚げ。屋久島近海ではよく釣れる魚。先日読了した松田 高明著、屋久島の不思議な物語という本にも戦後間もない屋久島の暮らしの描写として頻出していた魚だ。
 
 
 
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じゃがいもの赤飯。なんでじゃがいもが赤いのか、赤いのにじゃがいもなのかよく分からんのだけれど、おばちゃんに「これ炊き込んだら赤飯になるから」って貰ったら何も言わずにそうする他、ない。ほくほく旨いから特に何も言う必要も、ない。
 
 
 
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らっきょうの味噌漬け。これも宮之浦のおばちゃんから頂きもの。自分は塩らっきょうが好きなんだけれど、この自家製味噌で漬けたらっきょうもご飯が進む。
 
 
 
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いんげん。これは誰に貰ったんだっけな。活きがよさそうだったので生までばりばり齧る。
 
 
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2012年05月27日

塩炊き5日目

塩炊きもこれで4日目。

昨夜かなり白濁していた釜の海水は、朝になってみたら、これまでの硫酸カルシウムの結晶とはまた違う、四角い塩の結晶が薄っすらと浮いていた。

ここまで来たら、母液をとることになる。英語で言うとMother liquid、そのまんまだね。酒造りなんかでも使われることばであるが、ある溶液から溶質の結晶や沈殿物を取り去った残りの液のことを言う。

塩づくりでは、海水を沸騰させて濃くしていくとまずは硫酸カルシウムが溶けきれなくなって結晶する。次にお目当ての塩。最後に残った液は豆腐屋で苦汁(ニガリ)として使われるのだけれど、硫酸カルシウムを固形化して取り除いたものを母液とよんでいるようである。

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さて、塩が結晶し始めたら、いちど海水を足す。そうすると濃度が下がるので、塩の結晶は再び溶ける。この隙に、布巾を使って濾す。そうすると固形になった硫酸カルシウムが布巾に残り塩と苦汁だけの液体つまり母液がとれるわけである。このタイミングは昔は職人の勘が頼りだったのだけれど、今はボーメ計を使って塩分濃度を計り見極めをつけることができる。ボーメさん(フランス)ありがとう。

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もちろん、硫酸カルシウムも塩もニガリも、結晶しやすい奴もいればしぶといのもいるので、それぞれがフェードイン・フェードアウトして結晶するから、完全に分離できるわけではない。仕上げるタイミングによって硫酸カルシウムが多めの塩になったり、苦汁の多めの塩になったりするのだけれど、それが塩の風味の方向性を左右する。

無事に母液がとれたら、更に火をとろとろと炊いて塩分濃度を上げ、塩を結晶化させる。その結晶を掬い上げれば塩の出来上がり。

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これがだいたい三回できるので、一番塩から三番塩までとれるわけだ。一番塩はいちばん苦汁分が少ないので青いほどに白い。苦汁が増えてくると茶色っぽくなる。

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あとは絞って乾燥してゴミとりをすれば粗塩の完成なんだが、その「あとは」も結構な道のり。
 
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2012年05月26日

塩炊き4日目

塩炊き3日目である。
ひたすら釜のご機嫌を伺って薪をくべながら、既に炊き上がった塩からコンマ数ミリしかないゴミをとる。静まり返った森から時折、風が吹いて煙突からのぼる煙をゆらす。
なんだかチベット仏教のタンカを描いているか、もしくは写経してるような気分になってくる。

塩にも胎教があるのだとT氏は云う。なるほど、とこの日は肥立ちがよくなりそうな音楽をいくつか用意した。
 
 
 

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)
グレン・グールド

 
 

The Koln Concert
キース・ジャレット

 
 

Ana
ラルフ・タウナー

 
 
 
 
そんな真っ白な世界の住人になりかけていたら、定期的にデカいスズメバチが通るのに気づいた。行き先を確かめてみると、流し台の下に握りこぶし二つ分くらいの巣があった。こええよ。
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2012年05月25日

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昨日に続き、大工さんのお手伝い。

高いところに登ってでかい木槌を振るったり、床板に釘を打ったり、ダンプを運転したり。割と大工さんではあるが、鈍臭いことこの上ない。オレみたいのが手伝っていることは施主さんには秘密にしておいた方がいいんじゃなかろうか。

夜は仔猫の引越し。友人宅で産まれた仔猫を、宮之浦の本家で引き取ってくれるというので連れて行った。数百メートルの移動なんだけどね。

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危なく萌え死ぬところであった。きゃわわ〜、で奥歯に力が入らないから夕飯はコーラと菓子パン。

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2012年05月24日

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知り合いの大工さんのところで人が足りないというので、助っ人に行く。

椎間板ヘルニアという爆弾を抱えているので重いものは持てないし、金槌なんてここ20年くらい握ったことない。果たして役にたつのかな。

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2012年05月23日

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塩を炊かせてもらえることになった。これがそのお釜。

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いろいろとご縁があり面白いことが次々に飛び込んでくる。最近忙しいのである。本業の音楽をやる時間がないのは今は忘れておいてと。

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材料の海水は沖から汲んでくるので、原料費は限りなくゼロに違い。純度の高い第一次産業だ。

福島第一原発から流出した汚染水が潮の流れに乗ってアメリカ西海岸を回り、九州にも徐々に届きつつあるので、これから先が心配ではあるが・・・。


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炊き上がって結晶した塩を見せてもらった。このまま舐めても旨いのは言うまでもない。

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2012年05月22日

樹よ。― 屋久島の豊かないのち


樹よ。― 屋久島の豊かないのち(野草社)
山下 大明 著
 
屋久島を代表する写真家、山下大明氏の写真集「樹よ。」が20年の歳月を経て野草社より復刊された。めでたい。(表紙はこれまで英語版として出版されていたもので、内容もご本人によるデジタル・リマスター、ページ順の入れ替えなどがなされており、旧版を持っていても手にしたくなる。
 
 
復刊を記念したパーティを地元宮之浦で催すというので、打ち合わせに顔を出してきた。お茶汲みと設営くらいしかできないだろうけど、盛り上げるお手伝いが出来ればと思う。
 
 
屋久島は安房の屋久杉自然館でも、写真展「月の森」が好評のために6月10日まで延長されている。

これは2月に始まってすぐに観に出かけたけれど、夜の森と一体化して撮影している喜びに満ちた作品群は、ひねたこの目に眩しい。
 
山下大明 「樹よ。」復刊記念パーティ

2012年6月16日(土) 18時〜
於:屋久島 宮之浦公民館
会費なし(料理と飲み物の持ち寄り)
スライド上映、トークショー、作品パネルのオークション等など
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