2012年02月11日

猿とヒト

屋久島生物多様性保全協議会が主催するシンポジウム、森羅万象森森会議に行ってきた。

霊長類学者、山極寿一京大教授は、アフリカの高地と屋久島の森の共通性と、そうした熱帯雨林から派生した霊長類を語った公演のなかで、猿は食物をを共有するが、ゴリラやチンパンジーは強い個体が弱い個体に食物を分け与えることがあると述べた。

そうして食に社会性を持ったことから、脳が更に発達し、胃腸が小さくなったのが人類なのだそうだ。

しかし、昨今の既得権益にしがみつき偏った富の再分配システムに固執する姿をみるに、果たしてこれが進化なのかと溜息が出る。

反原発は猿に戻ること、などと発言した某都知事がいたが、どっちが猿か。ゴリラに訊ねてみたいものである。
posted by abesin at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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