2012年02月19日

サイクリング屋久島

島をチャリで一周するイベント、サイクリング屋久島ってのを今日はやっている。

スタート会場ではフリーマーケットも併設されているというので、夕方覗きに行った。風が強すぎて程なく退散。

ここらは夏場が観光シーズン。オフのこの時期にお客を招こうという試みは頑張って欲しいと思うけど、開会式に芸能人を呼ぶセンスが古すぎる。

お客が屋久島に期待するポイントはそこじゃないんじゃないかな。
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2012年02月18日

尾之間トーン

尾之間のカフェ、トーンのライブイベントに行ってきた。

後半は飛び入りセッションになったのだけど、どこでもディジュリドゥのキーでは苦労しているんだね。

カミさんはビールを飲んでいたので、帰りは運転手。
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2012年02月17日

生活といういいわけは首に縄

先般のシンポジウムで、某紙の記者の方とお話する機会があった。

そこで話が出たのだが、屋久島の土木作業に従事する島の人たちは、その自然破壊になっているかもしれない作業に後ろめたさを感じるも、生活のためにやむを得ないと心を悩ませている、と。

これは、実情を知らぬ都会ものが言うには大変に勇気を要するのだが、生活の為に仕方なく、という言い訳はもうやめた方がよい。

箱もの行政の犠牲となっている地方の土木工事だけではない。原発関連施設や、公害を発している工場のお膝元では、本人が勤めていなくても友人や親戚に何らかの繋がりがあって、悪く言えないという話はよく聞く。

雇用という綱をつけ、飼われているような状況はまったくもってフェアではない。

その原因を作ってきたひとつの要因は、効率のために大都市圏に雇用が集中するこの状況だ。

世界中で効率のみを追求した経済システムが破綻するなか、効率重視の都市集中型のフローは前時代的といえる。


では村興しなどとみみっちいレベルではなく、地方に血が巡るようにならないものか。

音楽の世界ではライブの復権と、ネット媒体による発信が広がったことにより、皆が揃って東京の方角を向いている一方通行のシーンではなくなった。ひょっとしたら、この辺りに糸口があるかもしれないね。
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2012年02月16日

田舎のお役所仕事かける二乗

なかなか住居のめどが立たないので、町営住宅を申し込もうかと考えた。

しかしこの申し込み、当たるか当たらないか分からない(というか、かなり当たらない)抽選の前に手間と金のかかる書類をあれこれ用意せよという。しかも効力は半年。

たいした時間でも金額でもないんだけど、こういう上から目線のお役所仕事をみるとイラっときちゃうのであります。
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2012年02月15日

貸家について

この島の賃貸住宅事情はなかなか厳しい。

まず不動産屋がない。あっても扱っている物件は都会並みの値段だ。リタイアした小金持ちの年配夫婦向けなんである。

一部の企業が社宅を確保するために家賃相場を吊り上げてしまっているという噂もある。


ではどうするかというと、知り合いを通じて貸家を探すのであるが、情報を集めること自体は難しくない。

狭い集落の人間関係なので、誰それが大阪から帰ってきていて、お母さんが入院中などといった情報通がたくさんいる。


何が難しいかというと、そもそも貸すために建てた家というのが殆ど無いのである。

だから、貸家があったとしたら自分達が住むために建てたけれど特殊な事情で貸さざるを得なくなった場合に限られる。

貸しても賃料はたかがしれているし、年に一度の帰省のために空き家にしておくことも多い。


そんなこんなで、なかなか家が見つからないのだけれど、逆に考えると、都会で簡単に家が見つかるというのは、そもそも貸すための目的で建てた家が溢れているということだよな。


不動産以外でも、便利な電車、安い外食チェーンなど、身の回りのあらゆるものごとは、誰かの投資の結果だったんだなと、実際に田舎に住んでみて身をもって分かる。


そんな都会の便利な側面だけを抽出すれば良いように思うけれど、それは即ち、資本を手に入れた人間にちょっとずつ上前をハネられないと暮らしていけないということでもある。

それは恰も自分自身を人質にとられているかのように見える。
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2012年02月14日

UFO

ご近所の同い年のYくんと、初夏には子どもが産まれるHちゃんが遊びに来たので、鍋にした。二人とも島暮らしは先輩なので、珍しい感じが良かろうとトムヤム味にする。


Yくんはキャラを作らないキャラなので、好みに統一感がなくて、こちらは時折ずっこける。心の中で。

考えてみたら、利害のない友人関係なのに多少なりともキャラを作って暮らしている人の方が多いって方が、おかしいのかもしれないけど。


まあそうは言っても、自給自足で地産地消なんて語った直後にあずにゃんぺろぺろとは言いにくいものでは、ある。
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2012年02月13日

家庭排水について

今日は唐突に暖かい一日であった。居間の温度計は最高で23度を指していた。

役所や郵便局で用事をしつつ、散歩。最近知り合ったHちゃんがやっている港のお店に寄り、お茶をご馳走になってきた。


屋久島では、家庭の排水は海に垂れ流しである。浄化槽に補助金が出るので設置している家庭もあるが、界面活性剤は濾過しきれず海に流れ出てしまう。

うちでは横浜時代から食器を洗うのに麺類の茹で汁や、米の研ぎ汁を使ってきた。CMで除菌やらキュっと落ちるなどと踊らされ合成洗剤を使うことはない。カレーでもペペロンチーノでも、茹で汁で落ちる。

シャンプーも石鹸由来の製品に替えた。海亀にはキューティクルもトリートメントもいらないのであるから。しかしこちらは茹で汁と違って高くつくので、他に何か方法はないものだろうか。
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2012年02月12日

一人のチンパンジーと猫のロクさん

日本学術会議主催の、ワイルドライフサイエンス部会シンポジウムに行ってきた。昨夜に引き続き、ちょっいと学生気分である。

興味深かったのは、京大の松坂哲郎教授の公演。霊長類学者だ。この教授はゴリラやチンパンジー、オランウータンを〜人で数え、雌を女性、雄は男性と呼ぶ。

公演はアウトグループという考え方で、人を知るには隣人である霊長類を知るとよい、アフリカに棲むゴリラやチンパンジーを知るにはアジアのオランウータンを知るとよい、という角度から語られた。


ヒトのすぐ隣の枝に位置するチンパンジーの研究から分かったことで面白いのは、コンピュータの画面に0から9の数字をランダムな位置に表示すると、訓練により順ぐりに指さすことが出来るようになる。テレビで観たことのある向きもあろう。

さらにその数字表示を一瞬で隠してしまっても、同様に指さすことができるという。瞬間的な記憶力ではヒトに勝るのである。

また、三歳のチンパンジーとヒトに、猿の輪郭だけが描かれた絵と鉛筆を渡すと、ヒトは目や口を描くのに対し、チンパンジーはひたすら輪郭をなぞる。

このことから分かるのは、何もないところから想像する力はヒトの特質であるということ。記憶力と想像力に於ける、ヒトとチンパンジーの脳の機能の差が分かる。


チンパンジーは重病にかかっても悲観的になったり諦めたりしないそうだ。ヒトは想像力があるが故に、自らの行く末を案じて絶望する。


昨日の山極寿一教授の公演からも近いことを感じたが、想像力を最大の武器とするヒトが、反原発は猿に戻ることなどと発言するとは、まったく嘆かわしい。チンパンジーは猿じゃないけど。

昨年事故を起こし永きに渡る環境破壊をしておいて、現代の技術では事故の再発が無いと言えないこの危険性を想像するのはそんなに難しいのだろうか。想像するのが苦手でらっしゃる石原閣下こそ猿であろう。


夕方になり、会を抜け本日二件目の予定のために安房へ向かおうと本家の前を通りかかったら、仲良くしていた猫のロクさんが轢かれて死んでいた。まだ温かかった。柿の木の下に埋めて、線香をあげる。悲しくてやりきれない。

本家には雌猫がいないので、どこかに出張してきた帰りだったろうか。猫の恋、は二月の季語である。
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2012年02月11日

猿とヒト

屋久島生物多様性保全協議会が主催するシンポジウム、森羅万象森森会議に行ってきた。

霊長類学者、山極寿一京大教授は、アフリカの高地と屋久島の森の共通性と、そうした熱帯雨林から派生した霊長類を語った公演のなかで、猿は食物をを共有するが、ゴリラやチンパンジーは強い個体が弱い個体に食物を分け与えることがあると述べた。

そうして食に社会性を持ったことから、脳が更に発達し、胃腸が小さくなったのが人類なのだそうだ。

しかし、昨今の既得権益にしがみつき偏った富の再分配システムに固執する姿をみるに、果たしてこれが進化なのかと溜息が出る。

反原発は猿に戻ること、などと発言した某都知事がいたが、どっちが猿か。ゴリラに訊ねてみたいものである。
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2012年02月10日

炭を買う

火鉢に使う炭が切れたので買いに行く。

線量の高い炭で部屋中に死の灰をばら撒いたら嫌なので、信頼できる自然食品の店のご主人に頼み、用意してもらった。

少し高くついた気がしないでもない。何かにつけて骨が折れる世界だなや。
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