2011年09月30日

実現する方法を考える

国民と政治との間で、いちばん考え方に隔たりがあるのは、◯◯を実現する為の方法を模索して欲しいオレらに対し、彼らは××が出来ない理由を列挙していく点である。

市民運動などをみれば、△△に反対、といったスローガンとなることが多いので、逆であるかのように思われる向きもあろうが、それは経済活動の保護にしか治世のベクトルが向いていないからであって、要するに市井のニーズが伝わっていない。また生活者の要望を積極的に口に出すのは憚るのが美徳、と考えてる一団も存在する。


NHKの首都圏スペシャルを観ていたら、横浜市の小学校の学校給食の放射性物質への安全対策は、300校以上ある中で一日一校の測定が、今だに検討している段階とのことであった。ここでも口を開けば測定機が足りない、費用の問題がと、出来ない理由をいう。

それほど大規模でもない民間の企業でも300〜500万円のコストをかけて検査機を導入するところが出てきている。市政でも出来ない理由を列挙する暇に、導入実現する方法を考えてもらいたいものである。


実現する方法を考えるよりも、出来ない理由を考える方が簡単だ。であるから、口に出した場合も、出来ない理由を並べ立てた方が現実味を演出できる。

実現する方法は多くが簡単なことではないから、穴だらけの夢想に聞こえることもあろうが、いま必要なのは不幸な現実を変えていく新しいアイデアなのだ。穴だらけなのは目を瞑っても先に進まなければならない。

前述のような、経済活動を保護することばかりに目が向いた穴の開けられ方じゃ意味ないんだけどね。
posted by abesin at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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