2011年08月09日

長崎の日、空から鉄塊が降ってくる

首相はあろうことか日にちを間違えたそうだが、今日は66年前ナガサキにプルトニウム型原子爆弾が投下された日。

 

今年5月、ラオスのシェンクワーンを訪れた際、60年代に北ベトナムを始めとする東側勢力の台頭を恐れた米軍による爆撃で残った不発弾を見た。180cm以上ある自分の身長より更に大きな、鉄のかたまり。

こんなに重くて冷たくて、不吉なものを、生きた人間の頭上に落とせるのが信じられなかった。

 

 

爆撃により破壊された寺院。

Dsc01762

 
 

天井がごっそりを落ちてしまっている。

Dsc01763

 
 

往時は稲作を営む近隣の村から信仰を集めたことだろう。

Dsc01764

 

 

左半身が爆風で傷ついた仏様。泣いているようにも見える。

Dsc01761

 

 

 

こんなにも美しい空を切り裂きやってきて、緑の大地を醜く削りとっていってのだ。

Dsc01733_2


posted by abesin at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
<< 2011年08月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
過去ログ