2011年07月24日

釣りして山菜とって最高やぞ

夜はKさん夫妻と夕食。

この人もUターン組。都会じゃ毎日が平坦な繰り返し、ここじゃ明るいうちに仕事上がって、釣りして、梅干し漬けて、山菜摘んで、自家製グァバ茶を飲んで、そういうの好きなら最高やぞ、と力強く語った。勇気をもらいました。

んで、食事の後はお決まりのカラオケ。もう10年近く屋久島でしかカラオケなんぞ行ってない。泥酔していちごコンプリートとか歌い始めなくてよかったよ。

でも何でか最近は自分から酒を飲もうという気が起きない。どっかで寝てる間に生まれ変わったのかもしれない。
posted by abesin at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

彼らの音楽、僕らの音楽

タイの田舎町、ノーンカーイで欧米人経営の宿に泊まっていたときのこと。

英語のガイドブック、ロンリープラネットに掲載されているのだろうその宿は、ローカルへどっぷり浸かることに抵抗のある欧米人に特に人気がある。

その日は週末で、ひとり旅から数人のグループまで、合わせて10人以上の欧米人の若者が宿泊していた。

夜になり、テーブルが並ぶ川沿いのガーデンでは、誰となくパーティが始まった。バックパックからは旅行に持ち歩くにはちと大きな、iPodを繋ぐオーディオ装置が取り出された。

オレらの嗜好としては、せっかく遠くまで来たのだから、その土地にもともとある音を聴いて過ごしたいので、チャートに並ぶような洋楽なんぞ聞きたくないんだが、そんな傍若無人ぶりにはここでは触れない。

夜も更け酒も進み(酒も地元のものは飲まない、勿体無い!)、ピンポン玉をコップに投げ入れるアホっぽいゲームが始まった。王様ゲームのようなルールを採用しているのかもしれない、かなり盛り上がっている。音楽は流行りのテンションの高いヒップホップに変わった。

皆が踊るようにノリながらゲームや会話に高じている。皆が知っている曲なのだろう、フックになるような歌詞の部分では一緒に歌う。というかヒップホップなので叫ぶ。イエ〜イ、だ。

その様子を遠くから見ていて、その遊び方、ノリ方と、最新のヒップホップ、R&Bがとてもマッチしていたように思う。それは彼らの音楽なんだ。彼らにとって同世代的で、現在進行形の、彼らの音楽。


同じような曲は、渋谷界隈に行けばいくらでも聞くことができるし、それがパーティならやはり皆がノっていて盛り上がることだろう。しかし、ノーンカーイでの光景を見た後には、渋谷のそれは僕らの音楽じゃない、と思えてきた。

日本の若者も、物心がつく頃からヒップホップやR&Bを聴いているし、日本語のラップだって生まれてからかなり経ち、歴史があると言ってよい。真剣にブラックミュージックに取り組む日本人が沢山いることも知っている。


だが、ケントが津軽弁を喋りボビーが関西弁をマスターしても、彼らに浴衣が似合う日は来ないのだ。
posted by abesin at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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