2011年07月12日

借り物のものさし

タイのタオ島から電話がきた。

なんのことはない用件ではあったが、島人の衝突はしないが譲らない気質という話になり、タオには行ったことないけれどほほう、そうだよなーって気分になる。

ここでは気質として語ってはいたけど、借り物でないものさしを各自が持っているのは素敵なことです。首都圏には輸入品の物差しが氾濫している。

明日からはオレらも住むところと、求人の雰囲気を体感しに、屋久島へ行く。

夜は実家の連中と反町の菊屋に鰻を食いに行く。上品な肉質の旨い鰻なんだけど、以前よりしょっぱい気がした。
posted by abesin at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月11日

目にRGB

ここ数日、液晶以外のものを殆ど目にしていないことに気づいた。オレ自身にHDMI端子が必要だ。

今夜は風がよい。
posted by abesin at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月10日

また夏がきた

昨日今日とカミさんが神輿を担ぎに出かけてしまったので、ひとりでぼえぼえと現実逃避。またこの季節がやってきたな。チューペットの消費量が半端ない。
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2011年07月09日

敵のルールじゃ負け確定

人々が環境汚染や安全保障などの高度化した資本主義の歪みから由来する不安に脅かされず、文化的な意味で豊かに暮らせるように活動するのはとても立派なことだと思う。

だが、多くの活動家は目の前にある事象へ馬鹿正直にも真っ向から向かっていく。

対する既得権益を守ろうとする資本家たちは、最先端のマーケティング手法や高度な経営理論を駆使し、効率を追求する。金もあるから都合の良い学識者も囲い込める。

これではクルマと生身でかけっこ勝負するようなものだ。だから、真摯に行動している人を見ると、悲しい気持ちになる。


武器を持った殺人者に、同じ武器を持って対峙することは、殺人者と同じレベルに堕することなのは分かる。

それならば、これから先に世界が好転することがないことになる。既に敵のルールが出来上がっている状況で武器もなし、あっても使うことを選ばないのならば、一体どうすれば良いのか。

勝ち、負けでない次元へ悟りを開くにはまだまだ時間がかかりそうである。
posted by abesin at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月08日

世界は狭く、なってない

世界は繋がっている。

インターネットから得られる情報、サンダルつっかけて買いに行ける輸入食材、自宅にいながらリアルタイムで聞ける地球の裏のDJプレイ。

でもやっぱり遠いのだ。それらの街の匂いを、生活する人々の体温を、自分は知らない。

それは本当に自分の意見?

それは本当に自分の身体に必要な食べ物?

それは本当に自分たちの音楽?


広く共有するのは意義のあることだ。しかし、彼らの音楽はあくまで彼らのものであって、自分たちのものではない。

隣家の庭はあくまでお隣さんのものなんだ。生け垣の向こう側で咲いた花を褒めるのはいいが、愛でるなら自前の花壇に水をやってからだ。

そういう距離は存在している。決して近くない。
posted by abesin at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月07日

マニトウ

たばこを手巻きに変えてみた。

インドのプリーで出会った家族連れがホメオパシーやら無添加食品やらのマニアで、その父さんが無添加だからと勧めてくれたドイツ製のマニトウって刻みたばこを、いずれ試してみようかと思っていた。

帰国してしばらくはタイのデューティフリーで買った安い巻きたばこを吸っていたのだけれど、先日いつものたばこ屋の店先を通りかかり、ふと見るとマニトウを在庫していた。ここにはうるまやバイオレットもあったし、あなどれない品揃え。

早速フィルタと一緒に買い求めた。マニトウのゴールデンが35グラムで750円、フィルタは店のおばちゃんに相談して、細いやつが50個で100円。

関係ないけど、メンソールかどうかはフィルタで決まるんだね。葉にハッカが混ぜてあるんだとばかり思ってた。

巻いて吸ってみると、なるほど濃い味の割にスムーズで良いではないか。手巻きは面倒ではあるが、都度一定の手順を踏むあたりが茶道的な風情があるとも言える。

ところで、手巻きは安くつくと聞いていたので調べてみた。通常の巻いて売っているたばこは一本あたり0.7グラムの葉が使用されている。するとこの35グラム入りのパケで50本巻けることになる。

マイルドセブンは今は一箱410円だから、50本だと1,025円するので、約25%ほどトクか。

と思ったらフィルタと紙代を忘れてた。50本分だとフィルタと紙が大雑把に200円くらいかかるので、75円しか差が無くなってしまった。これを大きいと捉えるかどうか。

まあ、手巻きは惰性で吸い続けることがなさそうなので、節煙にはなりそうだけどね。あとは味の好みと雰囲気かしら。嗜好品だし。
posted by abesin at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月06日

七夕イブ

「Seven Tive」じゃないよ。34歳になりました。

歳をとるのは別に「あーあ」とも「ふんす!」とも思わないけど、「いま目で見てること」を「もう知ってるよ」が凌駕することが多くなってきているのは感じるな。アンテナの表面がまるで踵の皮膚みたいになってきている。

それはボクにとってはとても残念なことではあるけれど、とりあえず生きてるから、まあいいや。

あと、カッコを多用したのは負けた気分だ。
posted by abesin at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

隠さず見せるというあり方(2

昨日の続き。

隠す、という機能を駆使してこの社会は秩序を組み上げている。

普段口にする牛や豚が屠殺される工場を見たことがある人は少ないだろう。社員が昼飯の度に他の生きものを殺して食うことについて考えはじめたら、経営者はかったるくて仕方ない。

用便や性行為は隠すことで人間としての尊厳であったり、家族という単位を保証している。そのために効率よく経済活動に専念できるのである。


誰かが一方的に作り上げてしまった現代社会の効率を追求した仕組みは、都市生活者の日常に深く食い込み癒着してしまっており、無理に剥がせば大出血の危険と背中合わせだ。

まずは目の前の隠匿が良性のものか悪性なのか、興味を持つところから始まるのだと思う。そして対症療法で済ませないことが肝心であろう。
posted by abesin at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月05日

隠さず見せるというあり方

隠す、隠さない、という考え方に変革があって久しい。

その空気感の変化は、三月の地震と原発事故以降が特に大きい。しかし、顕在化しているのが昨今なのであって、実際に市井ではずっと以前から移行期を迎えていた。

音楽の売り方はとっくの昔にシフトを完了していた。隠すことでアーティストバリューを上げるやり方から、ブログやTwitterなどのツールを用いて積極的に見せる、つまり隠さないというフェーズに入っていたのだ。

音楽は嗜好品だ。あってもなくても良いものだから、消費者の心の琴線に触れるものだけが支持される。だから、市場のニーズをいち早く反映し、隠す売り方から見せる売り方にシフトするのも早かったのである。

逆に、生活必需品であればあるほど、そのシフトするスピードは遅い。簡単にキャリアなどを乗り換えが出来ないのも理由のひとつではあるが、経済活動に悪影響を与えないように国が事業を保護しているため、簡単にその形態を変えられないというのが大きいだろう。

特にインフラ事業は手堅い利権であるから、景気回復というお題目の下、既得権益を保護しているのだ。

ここでいちばん問題なのは、必需品はそこにあって当たり前という意識が平常化し、意思を持って選択する機会もなく、興味を持たれないことだ。

10万円のテレビはネットや店頭で吟味するくせに、年間30万円の電気代はさして考えもなく支払う。

以前は当たり前であった、安定した電気、安全な食品、疑念なく飲める水が危うくなった今、必需品こそ見せる売り方してもらいたいし、隠す売り方をすれば選ばれない、という社会の雰囲気を作るのは消費者の責任であるだろう。
posted by abesin at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2011年07月04日

濁り水

工事で水が濁るよって知らされてたのに平気だな。さっきコーヒー沸かして飲んじゃったけど、気づかなかっただけかしら。まあいいや。

カミさんが残していったオレひとりなら買わないなって食材のうち、山芋は食い終わったがミョウガが減らない。ミョウガなんてバクバク食うものじゃないと思うのだが、彼女が料理するとこの量は一回分だ。ばかになっちゃうぞ。

明日は帰ってくるらしい。

一人暮らしだと、濁り水とか臭いタオルとか食物繊維とか、色んなものがどーでもよくなってきてしまうので、危ないとこだった。
posted by abesin at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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