最近気になるアーユルヴェーダについて、伊藤武著「身体にやさしいインド」に面白い記述があった。著者がインドに旅行した際に医者から聞いた話だという。人間の身体はエネルギーを循環させるために「火(ピッタ)」「風(ヴァータ)」「水(カパ)」でバランスをとっている。どれかが強すぎたり、はたまた弱ったりすれば身体という楽器のチューニングが狂うように、体調不良という不協和音を奏でる。そもそも、エネルギーの素は食物であり、ほとんどの病の原因も食物から来るという。これはむつう整体の書物でも同じことを言っており、東洋医学にルーツを持つから共通している(またはパクった)ものと思われる。
自然はそこに生きる生物に必要な食物を与えてくれる。例えば、夏の野菜であるキュウリや茄子は熱くなった身体を冷ましてくれる。冬に旬を迎える肉類は身体を暖め、体力をつける。ということは、季節が反対の南半球から輸入した果物を食べていると健康のバランスを崩し易くなるということだ。近所でとれた旬の食物を食べて暮らすというのがポイントだ、と腐りかけたバナナを食いながら考えた。そういえば、長寿で有名な沖縄はそういう生活をしていそうだし、2位の福井県は米も野菜も魚介も自給できる地域だよな。そんなことを考えてたらソーキそばやら越前蟹やら旨いものが食いたくなってきてしまう。言ってるそばから。
身体の調子を整える食も、愉しんで摂れることが重要とのこと。いかにも薬といった形で服用するよりも、日々身体に必要な食物を食べていれば、それは自然と舌にも旨く感じる。そういえば、外食が続くと野菜が欲しくなるし、なにより腹が減っている時は食事が進む。中国の医食同源は有名だけど、同じ東洋だけにインドもそういう考え方のようだ。関連しているのかもしれない。病は気からという言葉は漠然と頭にあったが、ここのところその実効性を強く感じる出来事が多い。
昨日、亡くなった夫の冷凍保存された精子から生まれた子どもの認知に関して、訴えを棄却する判決があった。自然な生殖から著しく離れるからとのことだったが、食物だけに留まらず利便性や目先の幸福のために彎じ曲げられていることは多くある。問題はそれらが不自然なことだと気付かず存在していることだ。本来の自然はどんな形をしていたのか、思い出せなくなっている。ネットで会っていない人間と意思疎通をしたり、コンピュータで音楽を合成したり、本来ならありえないはずの行動が見えない弊害を身体のどこかに顕わしているかもしれない。元にはもどれないことも多数あるけれど、元々はそれがどんな形をしていたのか知っておくだけでも意味がありそうだ。
2005年09月30日
2005年09月29日
味覚について
電車で行くのは2度目のむつう整体。今日はカミさんが休みの日なのでついてきてもらった。施術には一時間半ほどかかるから、ただ待っているのもナンだしってことでカミさんもむつうを試してみる。整体師のおばさんは背骨が真直ぐになったとか、身体が暖かくなったでしょうなどと言っていたが、彼女には効いている実感は無い様子。奴はもう来ることはないかも。自分はといえば、一昨日から鼻水がやたら出ていたのがラクになった気がした。
折角表に出てきたので、帰りがけにルミネの寿司屋に寄った。6階の玉○司ってとこだが、ネタは薄っぺら、つまむと崩れる割に口に入れると固い。残念だ。もう行かない。最近は回転寿司の方がカウンターの店より美味しいっていうことが罷り通っている気がする。合理的な商売でしっかり客が入ってる店は、職人にもまともな額の給料を払えるからだろうか。客も職人も回転している方が良いようだ。回転=安くてまあまあ、カウンター=高い旨い、っていう図式が崩れるのも寂しい気がするけど。
調子に乗って階下の書店で数冊の暇つぶし材料を仕入れ、更に駅前のケーキ屋でショートとモンブランを買って帰った。本屋で本を買うとブックカバーをかけてくれるのが良い。amazonばかり利用していたら、そのことを忘れていた。ケーキ屋ははじめて入ったフランセという店だが、店舗にキッチンがついているちゃんとした店だった。店内に入るといい匂いがする。モンブランは並みくらいだったが、ショートは甘過ぎなくて旨い。ふんわり自然な風味の生きたクリームが美味である。寿司食ってる時にも思ったのだけれど、ここのところ腰椎の血行を気にして煙草を吸っていないので味がよく分かる。特に甘過ぎる味付けに敏感になった気がするが、そういうこともあるのだろうか。それとも気のせいなのかな。最近太ったのは、恐らく気のせいではないだろう。
折角表に出てきたので、帰りがけにルミネの寿司屋に寄った。6階の玉○司ってとこだが、ネタは薄っぺら、つまむと崩れる割に口に入れると固い。残念だ。もう行かない。最近は回転寿司の方がカウンターの店より美味しいっていうことが罷り通っている気がする。合理的な商売でしっかり客が入ってる店は、職人にもまともな額の給料を払えるからだろうか。客も職人も回転している方が良いようだ。回転=安くてまあまあ、カウンター=高い旨い、っていう図式が崩れるのも寂しい気がするけど。
調子に乗って階下の書店で数冊の暇つぶし材料を仕入れ、更に駅前のケーキ屋でショートとモンブランを買って帰った。本屋で本を買うとブックカバーをかけてくれるのが良い。amazonばかり利用していたら、そのことを忘れていた。ケーキ屋ははじめて入ったフランセという店だが、店舗にキッチンがついているちゃんとした店だった。店内に入るといい匂いがする。モンブランは並みくらいだったが、ショートは甘過ぎなくて旨い。ふんわり自然な風味の生きたクリームが美味である。寿司食ってる時にも思ったのだけれど、ここのところ腰椎の血行を気にして煙草を吸っていないので味がよく分かる。特に甘過ぎる味付けに敏感になった気がするが、そういうこともあるのだろうか。それとも気のせいなのかな。最近太ったのは、恐らく気のせいではないだろう。
2005年09月28日
鼻水が出る
「ピアノを弾く大統領」を観た。大袈裟な前フリ、ありがちな展開、予想通りの結末と、気持良いくらいのストーリー。韓流映画がオバさまに受けている理由として、80年代のドラマのようなピュアでシンプルでハッピーな筋を理由に挙げている人がいたが、正にその通りなのかもしれない。東南アジアの田園風景を見て日本の原風景を思うような。演出的には自分は嫌いでもないが、全く体力を使わずに鑑賞できるので、むしろそこが賛否別れるところかもしれない。チェ・ジウが好きかどうかにも、よる。
昨日、一旦は治ったかと思われた鼻風邪がまだ居残っていたようで、今朝からものすごい量の鼻水がでる。かみすぎて鼻の下が痛い。トイレに入っている時など、鼻を構ってやれないとポタポタ滴る。薬を飲もうかと迷うが、自然治癒力を信ずるイネイト療法に於いては、合成薬は悪とされる場合がある。どうしたものか。明日通院なので、相談することにする。
これだけぶり返したのは、昨夜居酒屋せいちゃんで一杯やったのも原因の一つであろう。以前より椅子に座れるように回復したらせいちゃんで生を飲もうと決めていたので、昨夜はその記念すべき瞬間であると思ったのだ。腰痛の具合には影響してないようだが、毎日運動せず横になっていたため体力も落ちていたのかもしれない。肝心のビールは、何とも旨かった。今度は表通りのバーへハートランドを飲みに行きたい。
社会保険で休業補償が貰えるというので、半月ほど前から会社に申請してくれるよう頼んでいたのだが、常識的な思考回路を持ち合わせない社長は、実業家気取りで給料の額を操作したりなんだり工作して得を取ろうとしている。従業員のたかだか数十万の補償金をどうしようというのか。理解できない部分が多すぎるし、埒が開かないので社会保険事務所へ電話して聞いてみた。電話では詳細を教えて貰えるか心配だったが、ことのほか親切だった。
話によると、
・年間のある三ヶ月をサンプルにして月収の平均を出し、社会保険の等級が決まる。
・その月収の1/30が日額となる。(実際に出勤するのは25日前後だから、本来の時給換算より安くなるな)
・日額の六割が補償として貰える。
・給料の代わりという位置付けなので、補償の申し込みは事後申請となる。
・申し込み書類は、自分が記入→会社→医師の診断→会社→社会保険事務所となる。
・時効は2年間。
ともあれ、痛い腰を抱えて役所を回ったりしなくてよさそうなので安心した。社長に任せておくと何をされるか分からないから。小さい会社は自分のペースで仕事ができるし、発言権も多少あるので良いが、とかく健康でいなければならない。自営だったりしたら尚更だろう。当たり前だけど、大きな会社の方が福利厚生や保険関係の手続きも安心だ。どちらを取るかは人によりきりなんだろうが、永遠に病気をしない人なんていないんだし、患っているときくらい安心して休養したいものだが、何とかならんもんか。
昨日、一旦は治ったかと思われた鼻風邪がまだ居残っていたようで、今朝からものすごい量の鼻水がでる。かみすぎて鼻の下が痛い。トイレに入っている時など、鼻を構ってやれないとポタポタ滴る。薬を飲もうかと迷うが、自然治癒力を信ずるイネイト療法に於いては、合成薬は悪とされる場合がある。どうしたものか。明日通院なので、相談することにする。
これだけぶり返したのは、昨夜居酒屋せいちゃんで一杯やったのも原因の一つであろう。以前より椅子に座れるように回復したらせいちゃんで生を飲もうと決めていたので、昨夜はその記念すべき瞬間であると思ったのだ。腰痛の具合には影響してないようだが、毎日運動せず横になっていたため体力も落ちていたのかもしれない。肝心のビールは、何とも旨かった。今度は表通りのバーへハートランドを飲みに行きたい。
社会保険で休業補償が貰えるというので、半月ほど前から会社に申請してくれるよう頼んでいたのだが、常識的な思考回路を持ち合わせない社長は、実業家気取りで給料の額を操作したりなんだり工作して得を取ろうとしている。従業員のたかだか数十万の補償金をどうしようというのか。理解できない部分が多すぎるし、埒が開かないので社会保険事務所へ電話して聞いてみた。電話では詳細を教えて貰えるか心配だったが、ことのほか親切だった。
話によると、
・年間のある三ヶ月をサンプルにして月収の平均を出し、社会保険の等級が決まる。
・その月収の1/30が日額となる。(実際に出勤するのは25日前後だから、本来の時給換算より安くなるな)
・日額の六割が補償として貰える。
・給料の代わりという位置付けなので、補償の申し込みは事後申請となる。
・申し込み書類は、自分が記入→会社→医師の診断→会社→社会保険事務所となる。
・時効は2年間。
ともあれ、痛い腰を抱えて役所を回ったりしなくてよさそうなので安心した。社長に任せておくと何をされるか分からないから。小さい会社は自分のペースで仕事ができるし、発言権も多少あるので良いが、とかく健康でいなければならない。自営だったりしたら尚更だろう。当たり前だけど、大きな会社の方が福利厚生や保険関係の手続きも安心だ。どちらを取るかは人によりきりなんだろうが、永遠に病気をしない人なんていないんだし、患っているときくらい安心して休養したいものだが、何とかならんもんか。
2005年09月27日
深夜の徘徊耳
昨晩あたりからかなり涼しくなってきた。夏の間はずっと窓を開け放って寝ていたが、明け方かなり冷えたようで鼻水が止まらなくなった。日がな寝ているので、軽かった風邪の症状はすぐに治まったが、もう窓を明けて寝るには不向きな季節になってきたようだ。風は秋らしい匂いがして気持ちいいのだが足先から冷えてくる。
窓を開けるといえば、我が家の周辺は住宅と店鋪が密集しているので、深夜まで街の音が滅茶苦茶入ってくる。まず、隣の隣にあるパブスナック。殆ど常連客で成り立っているようで、いつも同じ人が同じ曲を歌っている。選曲から30代前半と想像されるが、いつかそ知らぬ顔して行って彼の十八番を片っ端から歌ってやりたい。客が帰る際にママが、バイバーイ!(また来てカネ落とせの略か)と幾度となく叫ぶのも鬱陶しい。その店が静かな夜でも、駅前のスナックが代わりに大騒ぎしている。こちらは演歌が聞こえてくることが多いから、年輩が主だっている様子。二軒とも防音とか遮音には全く興味がないようで、かなり高域までクリアに聞こえてくる。
スナック以外では並びにある中華屋。日付けが変わる頃に店仕舞いをするのだが、シャッターを閉めたりする数分間、我が家の前に整備不良な車をアイドリングさせて置いている。ボロなもんだから排気ガスが臭くて仕方ない。向かいのアパートでは一時半頃に決まって風呂に入り、シャワーの音が鮮明に聞こえる。水音ならまだいいのだが、この男は入浴中に嫌という程、痰を吐く。「かーっ」という音が一丁目中に響いている。
これらは毎晩酔っぱらって寝ていた頃には気付かなかったことだが、この辺りの住民は寝静まる直前まで何か音を出していないと気が済まないようだ。自分も音を出すので、あまり言えたものではないけど。窓を閉めて寝る季節になってこの騒音ともさよなら。少し寂しい気もする。
誰も見てないつもりで書いてたこの日記だが、どうやら見てる人がいたようだ。他人に向けて発信するパブリックな文章と、いわゆる普通の日記との中間くらいに考えてるスペースなので、これからも宜しくお願いしたい。見てる人数は限り無く少ないと思われるので、よかったら気軽にコメントして下さい。
窓を開けるといえば、我が家の周辺は住宅と店鋪が密集しているので、深夜まで街の音が滅茶苦茶入ってくる。まず、隣の隣にあるパブスナック。殆ど常連客で成り立っているようで、いつも同じ人が同じ曲を歌っている。選曲から30代前半と想像されるが、いつかそ知らぬ顔して行って彼の十八番を片っ端から歌ってやりたい。客が帰る際にママが、バイバーイ!(また来てカネ落とせの略か)と幾度となく叫ぶのも鬱陶しい。その店が静かな夜でも、駅前のスナックが代わりに大騒ぎしている。こちらは演歌が聞こえてくることが多いから、年輩が主だっている様子。二軒とも防音とか遮音には全く興味がないようで、かなり高域までクリアに聞こえてくる。
スナック以外では並びにある中華屋。日付けが変わる頃に店仕舞いをするのだが、シャッターを閉めたりする数分間、我が家の前に整備不良な車をアイドリングさせて置いている。ボロなもんだから排気ガスが臭くて仕方ない。向かいのアパートでは一時半頃に決まって風呂に入り、シャワーの音が鮮明に聞こえる。水音ならまだいいのだが、この男は入浴中に嫌という程、痰を吐く。「かーっ」という音が一丁目中に響いている。
これらは毎晩酔っぱらって寝ていた頃には気付かなかったことだが、この辺りの住民は寝静まる直前まで何か音を出していないと気が済まないようだ。自分も音を出すので、あまり言えたものではないけど。窓を閉めて寝る季節になってこの騒音ともさよなら。少し寂しい気もする。
誰も見てないつもりで書いてたこの日記だが、どうやら見てる人がいたようだ。他人に向けて発信するパブリックな文章と、いわゆる普通の日記との中間くらいに考えてるスペースなので、これからも宜しくお願いしたい。見てる人数は限り無く少ないと思われるので、よかったら気軽にコメントして下さい。
2005年09月26日
通院電車
久しぶりに電車に乗った。ヘルニアで寝込んですぐの頃、始めてブロック注射をしたときに良くなったと勘違いして病院から電車に乗って帰ったことがあったけど、その後また腰痛が始まって後悔した。今日は正真正銘、回復してきたので電車に乗ってみたわけである。
通っているむつう整体院まで一時間弱の道のりではあったが、それだけ長い間寝転がらないでいると腰の辺りが重くなってくる。完全復活まではまだ先か。行きはたまたまホームにいた普通電車に乗ったが、京浜急行はあまりにも普通と快特との早さに違いがあるのを思い出して、帰りは快特に乗る。快特は車両も新しくて乗り心地が良い。天井からテレビが下がっていたりして、私が寝込んでる間に世の中随分と変わったもんだ。
腰をかばいつつ、ゆっくりと駅の中など歩いていると、みんなやたら急いでいることに気付く。それとも素早く歩けることを私に自慢しているのだろうか。そう思って見ていると意地が悪そうな顔してる奴のなんと多いことか。大体、東横線から京急までの乗り換えは遠すぎる。バリアフリーとか言っても、足が不自由な人間はこんなに長く歩けんだろ。
帰路、丁度昼どきだったので駅前の松屋に寄った。店のテーブルで食事をするのも久しぶり。豚飯は味が落ちているような気がする。期待が膨らみ過ぎて、もっと旨かったはずっていう妄想なのか。病気を患うと良くなったらあれしたい、これしたいと考えるものだが、実際それらのことが出来るようになると、寝込んでいて不自由な思いをしたことをすぐ忘れてしまうのだ。
通っているむつう整体院まで一時間弱の道のりではあったが、それだけ長い間寝転がらないでいると腰の辺りが重くなってくる。完全復活まではまだ先か。行きはたまたまホームにいた普通電車に乗ったが、京浜急行はあまりにも普通と快特との早さに違いがあるのを思い出して、帰りは快特に乗る。快特は車両も新しくて乗り心地が良い。天井からテレビが下がっていたりして、私が寝込んでる間に世の中随分と変わったもんだ。
腰をかばいつつ、ゆっくりと駅の中など歩いていると、みんなやたら急いでいることに気付く。それとも素早く歩けることを私に自慢しているのだろうか。そう思って見ていると意地が悪そうな顔してる奴のなんと多いことか。大体、東横線から京急までの乗り換えは遠すぎる。バリアフリーとか言っても、足が不自由な人間はこんなに長く歩けんだろ。
帰路、丁度昼どきだったので駅前の松屋に寄った。店のテーブルで食事をするのも久しぶり。豚飯は味が落ちているような気がする。期待が膨らみ過ぎて、もっと旨かったはずっていう妄想なのか。病気を患うと良くなったらあれしたい、これしたいと考えるものだが、実際それらのことが出来るようになると、寝込んでいて不自由な思いをしたことをすぐ忘れてしまうのだ。
2005年09月25日
お出かけ
今朝から台風が接近して窓の景色もそんな雰囲気が漂う中、カミさんはどこだか他所の町の神輿を担ぎに出かけた。こんな天気でお祭というのも、何やら大変そうだ。しかも、どこの町だか忘れたが一時間半かけて行くという。果たして今日中に帰ってこられるのか心配であったが、夕方になって台風も抜けて行った様子で晴れ間が見えた。いつからそんなに祭り好きな、いなせな人間になったのだ。
私は祭りにはてんで興味が無いのだが、自分の居場所になるような、動き方、活動パターンを多彩に持っているのは良いことだ。ここ数年、休日に出かける場合はよほどのことがなければ一緒に行くケースが多かったように思うが、何もかも一緒というよりもポイントを押さえてケースバイケースで対処した方が良いように思う。自分は祭りは嫌いではないが、中に入っていって神輿をかついで、町内会の用意したお神酒を飲んで、という程には興味がない。ちょっと遠めに見てるくらいが丁度良いのだ。逆に、私ばかりが興味のあることというのもあるだろう。そもそも、自分は団体行動が苦手なのだ。
私は祭りにはてんで興味が無いのだが、自分の居場所になるような、動き方、活動パターンを多彩に持っているのは良いことだ。ここ数年、休日に出かける場合はよほどのことがなければ一緒に行くケースが多かったように思うが、何もかも一緒というよりもポイントを押さえてケースバイケースで対処した方が良いように思う。自分は祭りは嫌いではないが、中に入っていって神輿をかついで、町内会の用意したお神酒を飲んで、という程には興味がない。ちょっと遠めに見てるくらいが丁度良いのだ。逆に、私ばかりが興味のあることというのもあるだろう。そもそも、自分は団体行動が苦手なのだ。
2005年09月24日
久々の作業
K氏との作業を3ヶ月近くぶりに再開した。かなり久々にMacの電源を入れたわけだ。さすがに操作を忘れていたりはしないが、キーコマンドを一瞬考えたりして、作業効率は落ちている。人間やらないと忘れるものだ。水泳など身体の本来の動きに対してナチュラルなことは忘れにくいが、コンピュータの操作などは基本的に無理してる作業の範疇なのだろう。
作業は4時間強だったが、途中一度だけ横になる程度で通せた。ずっと立つか座るかしていると、やはり腰の辺りが重くなってくるが、背筋が辛くなってくるのか、椎間板に負担がかかってるのか分からない。筋肉もかなり落ちてるようだし。でもまあ、このくらいの時間座ってられるとはかなりの進歩だと思う。
作業は4時間強だったが、途中一度だけ横になる程度で通せた。ずっと立つか座るかしていると、やはり腰の辺りが重くなってくるが、背筋が辛くなってくるのか、椎間板に負担がかかってるのか分からない。筋肉もかなり落ちてるようだし。でもまあ、このくらいの時間座ってられるとはかなりの進歩だと思う。
2005年09月23日
旅行記が好きだ
ここのところ、読書がメインな活動になっている。小説の類いも読むが、動けない身としては旅行記が出かけた気分になれて良い。先日、ヤフオクでランダムな著者のアジアもの旅行記を5册セットで落札したので、また当分脳内旅行が楽しめる。アジアもの旅行エッセイは、著者を知らないで読み始めてもそうそう失敗がない。バックパック担いでぷらぷらしてる人を常日頃から羨ましく思っているところがあるので、期待している視点から大きく外さないのだろう。貧乏旅行であるところも大体同じだ。今まで、アジアで豪遊する本は見たことがない。ま、旅行気分っていう以上の何かを持ってる本と、ただそれだけっていう本と、当然のごとく色々あるけど、人も、旅も、寝てるだけでも、多様な波動を発しているのだから、常に自分とシンクロできるとは限らない。当然だ。そういう感じも随筆なら自然に受け流せる気がするのは何故だろう。
2005年09月22日
経験則と培うセンス
今日はむつう通い。まあまあ混雑していた。話声の煩いオバハンがいて、治療中も先生とべらべらしゃべくっていた。無神経だな、何しに来てんだと。居酒屋じゃねえぞ、と。
腰の調子はかなり良くなってきたので、送り迎えをしてもらうのは今日で最後にしたいところだ。電車で行けば30分くらいなんだろうが、車で行くと一時間かかる。電車の振動に耐えられるか少し不安だが、だんだんと社会復帰していく方向をとらないと気が滅入る。
車中のラジオでサンボマスターとやらがかかっていたが、帰宅して別の局を聴いていたらまた同じ曲がかかった。流行っているのだろう。流行歌って、そういうもんだな。彼等のことを泥臭いとか、熱いとか、そういう理由で好きだと言ってるのを良く耳にするが、実際は熱も泥もない、洗練されたアレンジだと思う。関係ないが、泥臭いから好きと言うような泥好きな人は、ラジオやCDで聴いただけでその感じを好きになってる訳じゃ無いと思う。以前にそういう泥臭い音楽の実体験があって、その経験則によって「好き」と判断しているのだ。これは泥系だけじゃなく、どんなジャンルでもそうなのかもしれないけど。まあそれはいいとして、その「好き」っていうことを他人に伝えるとき、相手も泥好きならいいけどそうじゃなければ大方ひくよね。音楽の好き嫌いって、その人が生きてきた経験によって培われるセンスだから、実体験以外でその音の本質を語る、伝えるっていうのはかなり難しい。CDを聴くのも実体験と言えなくもないけど、よほどCDっていうメディアにこだわって、CDである前提で製作されたようなものでなければ実体験とは言えない。ここ数年、腰が抜ける程に良かったライブなどはないけれど、始めて行ったフジロックとか、思い出すと足が向くってのがある。今年の夏は何も行けなかったけど。
夕方、映画「エターナル・サンシャイン」を観た。記憶を消してくれる会社があって、彼女との思いでを消して貰うことにした主人公。現実の出来事と脳内の葛藤が入り交じって時間軸もかなり交錯する構成。部屋の中に雨が降っていたり、角を曲がると同じ景色がくり返したりと、映像も面白い。人間の記憶は曖昧で順序も出来事の大きさも現実と比例しないが、その断続的な感じを上手く表現していて良い。思い出したくないシーンのフラッシュバック、思い出せない楽しい記憶、ふとした瞬間に出てくる何気ないシーンなど、自分の脳の扱い難さに共感できる。
リリー・フランキーの「東京タワー」を読了。物語としては劇的なフィクションではなく、どちらかと言えばよくある話。というより、親子関係に於ける普遍的感じ方を、彼の生い立ちから時間軸に沿って描いている。なので、びっくりするような展開や仕掛けがあるわけではないが、よくぞそこまでと言えるくらい素直な感覚を筆に落としている。飾らない、本当のこと。彼とその母が大切にしてきた事がそのまま本になったような作品で、思わず涙が溢れた。
腰の調子はかなり良くなってきたので、送り迎えをしてもらうのは今日で最後にしたいところだ。電車で行けば30分くらいなんだろうが、車で行くと一時間かかる。電車の振動に耐えられるか少し不安だが、だんだんと社会復帰していく方向をとらないと気が滅入る。
車中のラジオでサンボマスターとやらがかかっていたが、帰宅して別の局を聴いていたらまた同じ曲がかかった。流行っているのだろう。流行歌って、そういうもんだな。彼等のことを泥臭いとか、熱いとか、そういう理由で好きだと言ってるのを良く耳にするが、実際は熱も泥もない、洗練されたアレンジだと思う。関係ないが、泥臭いから好きと言うような泥好きな人は、ラジオやCDで聴いただけでその感じを好きになってる訳じゃ無いと思う。以前にそういう泥臭い音楽の実体験があって、その経験則によって「好き」と判断しているのだ。これは泥系だけじゃなく、どんなジャンルでもそうなのかもしれないけど。まあそれはいいとして、その「好き」っていうことを他人に伝えるとき、相手も泥好きならいいけどそうじゃなければ大方ひくよね。音楽の好き嫌いって、その人が生きてきた経験によって培われるセンスだから、実体験以外でその音の本質を語る、伝えるっていうのはかなり難しい。CDを聴くのも実体験と言えなくもないけど、よほどCDっていうメディアにこだわって、CDである前提で製作されたようなものでなければ実体験とは言えない。ここ数年、腰が抜ける程に良かったライブなどはないけれど、始めて行ったフジロックとか、思い出すと足が向くってのがある。今年の夏は何も行けなかったけど。
夕方、映画「エターナル・サンシャイン」を観た。記憶を消してくれる会社があって、彼女との思いでを消して貰うことにした主人公。現実の出来事と脳内の葛藤が入り交じって時間軸もかなり交錯する構成。部屋の中に雨が降っていたり、角を曲がると同じ景色がくり返したりと、映像も面白い。人間の記憶は曖昧で順序も出来事の大きさも現実と比例しないが、その断続的な感じを上手く表現していて良い。思い出したくないシーンのフラッシュバック、思い出せない楽しい記憶、ふとした瞬間に出てくる何気ないシーンなど、自分の脳の扱い難さに共感できる。
リリー・フランキーの「東京タワー」を読了。物語としては劇的なフィクションではなく、どちらかと言えばよくある話。というより、親子関係に於ける普遍的感じ方を、彼の生い立ちから時間軸に沿って描いている。なので、びっくりするような展開や仕掛けがあるわけではないが、よくぞそこまでと言えるくらい素直な感覚を筆に落としている。飾らない、本当のこと。彼とその母が大切にしてきた事がそのまま本になったような作品で、思わず涙が溢れた。
2005年09月21日
読書
腰痛で寝込んでからというもの、時間潰しの肴はテレビ観るか、CD聴くか、本を読むかぐらいなのだが、特に本はここ数年で最もよく読んでいるこの頃だ。普段も読んだらいいのだけど、なかなか落ち着いてページをめくる時間もないし、半分くらい読んで時間が経ってしまうと続きの世界に入りづらくなってしまう。大体、夜はかなりの頻度で晩酌をするので読書どころじゃないのだ。
自慢げな文体のやつとか、やたらと前向きな著者はあまり好まないので、どうしても内省的なのやブルーな匂いのする作家を選んでしまう。そういう風情の自伝的な私小説は好きなのだが続けて読んでいるとさすがに気が滅入ってくる。不健康なのでなおさら。yagwy氏が送ってくれた映画を鑑賞しつつ、織り交ぜて楽しんでいる。今週は中島らもとリリーフランキーを読んだ。彼らの小説が暗いというわけではないかもしれないが、自分がそういう気分になるのだ。ああ、オレもそうだなぁ的な。
起きあがれないので、本は大方アマゾンで購入する。本を通販で買うという行為はかなり難しい。インターネットの普及で通信販売ってものがかなり大きな存在になっている昨今だが、他の商材に比べても買い物がしにくい。立ち読みで数ページ読んでみる、まではいかないにしても、挿し絵の感じや、フォントにどんなのを使ってるかなど、読書気分を左右する事柄が結構大事だから購入前にチェックしたいのだ。装丁によっては本自体の重さも気になる。寝っ転がって読むから。
もっともデジタルデータに近いと思われたテキストだが、意外にもその現物そのものの質感が読書という行為に与える影響は大きい。気持ちよく読書できるかというだけでなく、本の内容に関する印象までも変わってくる。それにしても、アマゾンは書店でぶらぶらしながら本を選ぶっていう難しい課題を、まあ健闘してると思うな。
昨日、カミさんが近所のスーパーで私が好きなシュークリームを見つけたが、私が甘いものを控えてるから買わなかったよと言った。むつうでそう言われていたのだ。たまにしか見かけないので、いつでもあるわけではないそのシュークリームは、カスタードと生クリームとが入っており、五個で300円くらいと、どっちかと言えばジャンクな部類のデザートだ。スイーツとは言いにくい。ただ、そのクリーム感のあるシューをばくばく食うとストレス発散になってスカっとするのが好きで見かければ買っていた。昨夜はそう、我慢なんだと思って「よくやった」くらいに買わないでくれたことに感謝していたが、今日になって無性に食いたくなり、我慢できずに一人で買いにでかけた。寝込んでからの私にしてはスーパーは遠出だ。行くと、折角歩いて来たのにすでにそれは無かった。仕方ないので、普通のシューと、これも止められているのだが牛乳を買った。帰り際に出口の辺りに旨そうなトマトがあったが、これも止められてる食材だ。
夕方になって映画「故郷の香り(暖)」をDVDで観た。中国の田舎出の若者が10年ぶりに帰郷し、そこで初恋の人と再会する。お互い既に結婚し子供もいる間柄だったが、主人公は出会った頃を思い出す。迎えに戻ると約束をして大学入学の為に街へ出たが叶わなかった。田畑と村を流れる川、湿った霧に被われる描写や収穫の風景など奥行き感のある映像が美しい。人物の表現は激しい感情というよりシンプルなキャラクターが持続する静かな動き。時間軸が長く流れるのでもう少し変化があると面白かった。
自慢げな文体のやつとか、やたらと前向きな著者はあまり好まないので、どうしても内省的なのやブルーな匂いのする作家を選んでしまう。そういう風情の自伝的な私小説は好きなのだが続けて読んでいるとさすがに気が滅入ってくる。不健康なのでなおさら。yagwy氏が送ってくれた映画を鑑賞しつつ、織り交ぜて楽しんでいる。今週は中島らもとリリーフランキーを読んだ。彼らの小説が暗いというわけではないかもしれないが、自分がそういう気分になるのだ。ああ、オレもそうだなぁ的な。
起きあがれないので、本は大方アマゾンで購入する。本を通販で買うという行為はかなり難しい。インターネットの普及で通信販売ってものがかなり大きな存在になっている昨今だが、他の商材に比べても買い物がしにくい。立ち読みで数ページ読んでみる、まではいかないにしても、挿し絵の感じや、フォントにどんなのを使ってるかなど、読書気分を左右する事柄が結構大事だから購入前にチェックしたいのだ。装丁によっては本自体の重さも気になる。寝っ転がって読むから。
もっともデジタルデータに近いと思われたテキストだが、意外にもその現物そのものの質感が読書という行為に与える影響は大きい。気持ちよく読書できるかというだけでなく、本の内容に関する印象までも変わってくる。それにしても、アマゾンは書店でぶらぶらしながら本を選ぶっていう難しい課題を、まあ健闘してると思うな。
昨日、カミさんが近所のスーパーで私が好きなシュークリームを見つけたが、私が甘いものを控えてるから買わなかったよと言った。むつうでそう言われていたのだ。たまにしか見かけないので、いつでもあるわけではないそのシュークリームは、カスタードと生クリームとが入っており、五個で300円くらいと、どっちかと言えばジャンクな部類のデザートだ。スイーツとは言いにくい。ただ、そのクリーム感のあるシューをばくばく食うとストレス発散になってスカっとするのが好きで見かければ買っていた。昨夜はそう、我慢なんだと思って「よくやった」くらいに買わないでくれたことに感謝していたが、今日になって無性に食いたくなり、我慢できずに一人で買いにでかけた。寝込んでからの私にしてはスーパーは遠出だ。行くと、折角歩いて来たのにすでにそれは無かった。仕方ないので、普通のシューと、これも止められているのだが牛乳を買った。帰り際に出口の辺りに旨そうなトマトがあったが、これも止められてる食材だ。
夕方になって映画「故郷の香り(暖)」をDVDで観た。中国の田舎出の若者が10年ぶりに帰郷し、そこで初恋の人と再会する。お互い既に結婚し子供もいる間柄だったが、主人公は出会った頃を思い出す。迎えに戻ると約束をして大学入学の為に街へ出たが叶わなかった。田畑と村を流れる川、湿った霧に被われる描写や収穫の風景など奥行き感のある映像が美しい。人物の表現は激しい感情というよりシンプルなキャラクターが持続する静かな動き。時間軸が長く流れるのでもう少し変化があると面白かった。
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